早さ、品質、柔軟性

GM10EXが納品されて間もないコラム「テンションゲージ」で浮かんだ疑問。

「張り上がりはcombo710(分銅式)より固く仕上がってしまうのか?」について、報告したいと思います。

結論から言うと、固くは感じないです。むしろ柔らかい感じ。

では、combo710より3ポンド程度高いテンションで引いているのは事実なのに、なぜ固く感じないのか?combo710には無くてGM10EXに有るもの…

  • マシンの剛性
  • ターンテーブルの固定ブレーキ
  • 1ポンド単位の正確なテンション

分銅は一度落ちると戻ることをしないため、引き過ぎている可能性も否定できません。しかし、ターンテーブルのブレーキが無いcombo710は、グロメットに角度をつけて引かざるを得ない箇所も多く、テンション相当落ちる所もある。なのに固い。

上記の3要素から推察するに、テンションの不均一性からくる「複雑な振動」が固く感じさせるのではないかと考えます。もちろんストリング同士が連携しないと弾きもチグハグ。

試合の勝敗が引っくり返るほどの問題ではありませんが、折角なら快適にスパーンとテニスしたいですね。テンションの均一性(=変形ゼロ含む)って大切な事なんだと改めて思う。

 

そんな張り方による振動を色々調べるうちに、興味深い論文を発見。

 [pdf]テニスラケットのフレーム振動におよぼすストリングスの張り方・張力分布の影響(1本張りと2本張りの張力分布の違いの影響)

トップダウン vs ボトムアップみたいな。w

要約すると「大きな差は無いが、トップダウンの方が音が高めで衝撃が小さく、飛びが良い」

うん!壁打ちメインの自分でも、そんな気がするよー!ww

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